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「幸せの神様だ!」 あの日 私は そんなことを思いました。 雪が降って 手ぶくろをしていても 手がかじかむ金曜の寒い夜 アナタからのメールには 「ピザを頼んだから早く帰ってきてね!」 とありました。 「何ピザを頼んだの?」と私 「適当に頼んだ」とアナタ。 「何時に着くの?」とアナタ 「7時半くらいに駅かな」と私。 そんなメールのやりとりをしながら 私は早足で家に帰ったね。 玄関を開けると そこには オタマを持った アナタの姿。 私はたぶん 「ん???」 て顔をしたよね。 そしたら アナタはすかさず 「ごめん、ピザが来なかった」 とちょっと はにかんだ顔で言って 湯気のたつクリームシチューをかき混ぜたの。 Tシャツを着て 下はブリーフいっちょ。 そんな格好で オタマを持つアナタの姿は この上なく チャーミングでした。 今思い出しても 泣けるほどに愛しい。 私を驚かせようと ピザを頼んだというウソ、 雪や雨が大嫌いなアナタが あんな寒い日にカサをさして わざわざスーパーに買い物に行ってくれたこと、 アツアツのシチューの出来上がりを 私の帰宅時間に合わせてくれたこと、 「ブロッコリーを入れたのは俺のアイデア」 って言う自慢げな顔、 「ありがとう」と言う私に 「俺が食べたかったから作っただけ」 なんて照れながら言ったこと、 色んなことを 噛みしめながら 私は 優しい味のするシチューを いただきました。 私の心は 芯から温まりました。 アナタの心の中に住んでいる 「幸せの神様」が あの手この手で 私の心をポカポカにしてくれました。 きっと アナタは言うでしょう。 「大袈裟だなぁ」と。 でもね 私は ここで これだけ伝えても まだ足りないよ。 ありがとう ありがとう ホントに ホントに ありがとう。 私 すっごく 嬉しかったよ。 |
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